目的に合わせて“見る道具”を使い分けるだけで、判断はぐっと楽になる…というお話です。
お店の新規出店を考えるとき、
「どの駅が将来性ありそうだろう?」
と悩むことはありませんか。
また、プライベートでも
「引っ越し先として、このエリアって人は多いのかな」
「最近、盛り上がってきている場所なのかな」
と気になる場面は意外と多いものです。
こうした地域の状況は、
本当はもっと簡単に、気軽に知りたい情報です。
地域を見るためのツールは、実はたくさんある
最近では、地域データを扱うツールやサイトがかなり充実しています。
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RESAS(経産省/内閣府)
https://resas.go.jp/ -
統計情報を扱う e-Stat(統計局)
https://www.e-stat.go.jp/ -
Japan Dashboard(デジタル庁)
https://www.digital.go.jp/resources/japandashboard - その他、地方自治体等が公開している各種ダッシュボード
どれもデータ量が多く、中には分析やレポーティングまでできる機能があって優れたものです。
一方で、
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情報が多すぎて、どこを見ればいいか分からない
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ちょっと確認したいだけなのに、準備が重い
と感じたことがある人も多いと思います。
大事なのは「良し悪し」ではなく「使い分け」
こうしたツールは、
どれが優れているかではなく、
どんな場面で使うかで選ぶのがポイントです。
考え方を整理すると、軸は大きく4つあります。
① いまを知りたいのか、これからを知りたいのか
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現在の状況を把握したい
→ 人口規模、年齢構成、施設の分布など -
将来の変化を見たい
→ 人口の増減傾向、エリアの広がり、利用の変化
「いまの正確な数」が必要なのか、
「増えているか減っているか」が分かればいいのかで、
見るべきデータは変わります。
② 広く見たいのか、ピンポイントで見たいのか
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市区町村・沿線・広域でざっくり比較したい
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駅周辺・数百メートル単位で見たい
広域比較が得意なツールもあれば、
ミクロな視点に強いものもあります。
最初から細かく見るより、
まずは広く、あとで絞る方が判断は早くなります。
③ 数字を深く分析したいのか、傾向をつかみたいのか
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正確な数値や根拠が必要な業務
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「多そう・少なそう」「増えていそう」という感覚を持ちたい段階
前者では統計系ツールが向いていますし、
後者では直感的に見られるツールの方が使いやすいこともあります。
④ 仕事なのか、日常の判断なのか
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業務で使う資料・説明用
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出店検討や引っ越しなどの個人的な判断
日常の判断に、
いきなり重たい分析は必要ないケースも多いです。
まとめ
地域を見るツールは、
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何を知りたいのか
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現在か、未来か
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どれくらいの解像度が必要か
この3点を意識して使い分けるだけで、
驚くほど使いやすくなります。
CityWideはその視点からも、欲しい情報を気軽に見られる環境づくりの一助となれる情報発信を心がけたいと考えています。