まちリサーチ #06 | どこで使える?シェアサイクル ~徒歩圏を見てみよう~

まちリサーチ

最近、シェアサイクルって本当に増えましたよね。一方で「実は近くにあるのに、知らなかった」という人も多いのではないでしょうか。 私自身もつい最近、家の近くのコンビニにシェアサイクルのステーションができていることに気付き、「え、ここにも?」と驚きました。

意外と身近なシェアサイクル。「実際どれくらいの人を徒歩圏でカバーしているんだろう?」という疑問を解決すべく、Geoboxに新しく追加した機能を使って、サクッと見てみることにしました。

ここでは、ステーションから半径400mの円を描いて見てみます。川や線路を迂回する場合は、実際に歩く距離がもっと長くなることもあります。掲載した図とステーション数は、GeoBoxで調べた当時のものです。今の設置状況は、各社のアプリや地図でも確認してみてください。


千代田区

掲載図では、ドコモ・バイクシェア110ステーション、HELLO CYCLING16ステーション。まず、地図に並ぶステーションの多さに驚きます!

ここで少し気になるのが、区の境目にあるステーションです。ステーション自体は千代田区内でも、400mの円は隣の区まで広がります。「千代田区のステーションの近くに住む人」と「千代田区民のうち、ステーションの近くに住む人」は、似ているようで数える範囲が違うんですね。

さらに、近くにステーションがいくつもあれば円も重なります。区民のカバー率を知りたい場合は、区の内側に範囲を絞り、重なった場所を一度だけ数える必要があります。画面の人口を区の人口で割るだけでは、求めたい割合になりません。

横浜市

お次は横浜市です。ドコモ・バイクシェア 547ステーション、HELLO CYCLING 844ステーション。ここは大手2社が相互連携していることもあり、まさにシェアサイクル先進都市。 面的な広がりと密度の両方が際立っています。

掲載図のステーション数は2社合わせて1,391か所。かなり多いですね。ただ、市全体の数を見た次には、自分が使いたい場所まで寄って見たいところです。自宅の近くにあっても、駅や買い物先に返せる場所がなければ、いつもの移動には使いづらいかもしれません。出発地と目的地を一組にして眺めると、数の多さとは違う使いやすさが見えてきます。

大阪市

大阪市の掲載図では、ドコモ・バイクシェア684ステーション、HELLO CYCLING374ステーション。2社合わせて1,000か所以上もあるんですね。普段見かける一つ一つのステーションを地図で並べてみると、街の中での広がりを改めて感じます。

同じ400mでも、大きな交差点や川を挟むと、地図上で近い場所が歩きやすいとは限りません。「円に入っているから大丈夫」で終わらず、そこまでどの道を通るかも見てみる。駅の出口や橋の位置まで確かめると、日常で使う場面を想像しやすくなりそうです。


今回見ていて面白かったのは、ステーションを市区町村で選んでも、その周辺の人口は市区町村の外まで含まれること。数字が大きいと、つい「こんなに使える人がいるんだ!」と思ってしまいますが、どこまでを数えているかも地図と一緒に見たいところです。

普段何気なく見かけるシェアサイクルですが、「徒歩圏人口」という切り口で見ると、ステーション数だけでは分からない街の違いが見えてきます。他の市町も見てみたい…と思ったらぜひGeobox 駅勢圏分析機能を使って、身近な街を覗いてみてください!

駅勢圏分析 - Geobox
鉄道駅やシェアサイクルステーション周辺の人口分布を可視化

近くにある。でも、使いたいときに借りられる?

場所が分かったら、最後は各社のアプリで空き状況も見てみたいですね。出発するときに借りられるか、着いた先に返せるか。ステーションがあることと、そのとき使えることは別です。満車や空車だった場合に向かえる別のステーションも見ておくと、移動の見通しが立てやすくなります。

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